乳児を育てるときって、できるだけ母乳で育てたいって考えることがありますよね。そのほうが良さそうって思いますもんね^^
でも、思ったように母乳が出ない…母乳の量が少ない…ということがあります。
母乳の量を増やすにはどうすればいいんでしょう?
出る量が少ないと、赤ちゃんにとっては母乳だけじゃ足りないということになるんでしょうか。
- 母乳の量を増やすにはどうすればいいの?
- 母乳だけじゃ足りない?
- 母乳の栄養は足りている?
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辛い食べ物やカフェインは母乳に影響する?アルコールは?
- カフェインについて
- アルコールは?
- 薬は?
- 母乳の量を増やすには?まとめ
母乳の量を増やすにはどうすればいいの?
最初の1,2ヶ月、母乳育児が確立するまでは自律授乳が大切と言われます。
自律授乳とは、赤ちゃんが飲みたいときに母乳を飲ませることです。
1日10回とか、30分や1時間おきに、赤ちゃんが欲しがっているときにその都度母乳をあげる。そうすると吸われる刺激で母乳が作られるし、赤ちゃんは吸うことで飲むのが上手になっていきます。
お互い少しずつ慣れていき、いつでもあげられる環境にいることが大事です。
最初の1,2ヶ月を乗り切れば、少し間隔を空けたり水分をちゃんと摂ったりと、授乳があげられるようにそれ以外のことを周りの人がサポートしてあげることも大切です。
(それ以外のこと:夜中のオムツ替えなどのお母さんでなくてもできること)
母乳の量を増やすためには、自律授乳で赤ちゃんとお母さんのお互いが慣れていくことが基本となります。よく飲んでもらうとよく出るんですね^^
母乳がなくなると乳房はもっと多くの母乳を作ろうとするので、ミルクをあげることは母乳が減る原因になりえるということが言えます。
母乳だけじゃ足りない?
・できるだけ母乳だけで育てたいと思って頑張っていたけど、検診でミルクを足すように言われた
・赤ちゃんの体重の増え方が少なめで、母子手帳にある成長曲線の範囲のギリギリにいる
こういったことがあると少し心配になったりしますよね。
誰かに相談しても「母乳が足りていないんじゃない?」と言われるばかりだったり、赤ちゃんがこんなに吸っているのに母乳が出ていなかったの?とショックを受けたり。
母乳だけで育てたいというのは、親のエゴかなぁって思ったりします。
でも、最初の1,2ヶ月は体重の増え方が安定しませんし、個人差があるので気にしすぎてはいけません。
大切なのは、
・定期的に泣いていること
・少しでも体重が増えていること
です。
母子手帳の成長曲線が気になると思いますが、あれはあくまで参考。あの通りに大きくなるわけではないということは理解しておきましょう^^
例えば、他の子と比べて最初小さかったけど小学生になったら大きくなった、なんてことはよくあることです。
体重の増減は気になりますが、「今週は体重が増えた、減った」というのは短いスパンで気にしすぎています。
母乳の栄養は足りている?
母乳は出ていても、その母乳はちゃんと栄養があるのか気になったりもします。
栄養バランスを考えた食事ができていればいいのですが、家事や育児で忙しいと菓子パンやサンドイッチで済ませてしまうこともありますよね。
そんな日が続くと、母乳の栄養は大丈夫?と不安になります。母乳の見た目では分からないですからね^^;
赤ちゃんが便秘だったりすると「栄養が足りてないせい?」って思うこともあります。
基本的には、タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン類を普通に摂っていたら問題ありません。
赤ちゃんがいるいないに関わらず、今まである程度バランスの取れた普通の食事をしていたと思いますが、それができていれば問題なしです。
ただ、全体のカロリーは必要になってくるので授乳中はカロリーをしっかり摂ることも大切です。
母乳の栄養を気にして「これを食べなきゃいけない、あれを食べなきゃいけない」と思うとストレスになってしまうので、考えすぎないほうがいいですよ^^
食事を抜いてしまった、菓子パンで済ませてしまった、お菓子で済ませてしまった、ということがあっても大丈夫です。
毎日菓子パンだと問題ありますが、1週間に数回程度なら気にする必要なしです。
辛い食べ物やカフェインは母乳に影響する?アルコールは?
授乳中は我慢しているけど、たまには辛い食べ物やカフェイン入りの飲み物が欲しくなります。
そんなときに、赤ちゃんの顔に湿疹が出たりしたら、辛い食べ物が良くなかったかも?と心配になりますよね。
2ヶ月くらいの赤ちゃんは、皮膚の脂を出すところが活発に働く時期なので乳児湿疹が出やすくなっています。ちゃんと成長しているということですね^^
なので、赤ちゃんの顔に湿疹が出てもこれにお母さんが食べた物が影響しているかどうかを判断することは非常に難しいことです。関係がないと断言することはできませんが、関係がない可能性も十分にあります。
カフェインについて
血液中のカフェイン濃度が上がると、母乳の中のカフェイン濃度も上がります。
時間的には、カフェインを飲んで15分とか30分で母乳のカフェイン濃度が上がります。
ただ、母乳を飲んだ赤ちゃんが吸収するのは、お母さんが摂ったカフェインの1%未満と言われます。
コーヒーを1杯2杯くらい飲んでも、特に問題ないということですね。
アルコールは?
アルコールも血中濃度が上がると、母乳に反映されます。
なので、控えるにこしたことはありません。
飲むとしても、ワイン1杯とか缶ビール1本(350ml)くらいにしておくのがいいでしょう。
飲酒してから3時間くらいで血中のアルコール濃度は半分くらいになると言われます。この段階で母乳にはほとんど検出できないレベルになります。(※個人差あり)
なので、お酒を飲んだら3時間以上たってから授乳するのが安心です。もしくは、授乳してから飲むようにしましょう。
薬は?
授乳中の薬の服用も同様で、薬を飲めばそれは母乳に反映されます。
安全に使用できると思われる薬について知りたい場合は、国立成育医療研究センターのHPをチェックしてみてください。
母乳の量を増やすには?まとめ
母乳を増やすには、赤ちゃんが飲みたいときに飲ませてあげることが基本です。
お母さんは飲んでもらうことで、より出るようになるし
↓
赤ちゃんも飲むのが上手になることでたくさん飲めるようになるし、
↓
そしたらお母さんはたくさん飲んでもらえるし…
と良いサイクルが生まれ、母乳の量も増えていくということでした^^
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