昔から「お中元」ってありますけど、これってどういうものか分かりますか?
結構あやふやに理解している人も多いんじゃないでしょうか。
私がそうなので^^;
特に詳しく知ろうともしないし、知る必要もないのであやふやになってることってあると思います。
お中元についても、詳しく知らずとも日常生活で困ること無く済んでいきますからね。
でも、いざ自分がそのことについて何かしようと思うといろんな疑問が浮かんできたりします。
ルールやマナーとされてることなどです。
ここでは、知ってるようで知らないお中元の基本ルールについてお伝えします。
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お中元のルールやマナーとは?
- お中元の時期
- お中元の相場
- お中元の品物
- お中元の注意点
- お中元は手渡し?配達?
- お中元をもらったら
- まとめ
お中元のルールやマナーとは?
まず押さえておきたいのは「お中元はどういう意図でやるものなのか」ですよね。
お中元は「お世話になっている人への感謝の気持ち」として贈るものです。
日本にある
・季節の節目にお世話になっている人の健康を気遣う習慣
・お盆にご先祖様を供養するためにお供え物を配る習慣
といった風習から、お中元に何かしらの品を贈るようになっていきました。
というわけで、「感謝やお礼」と「今後もよろしくお願いします」という気持ちを込めて贈るものが、お中元です。
お中元の時期
お中元を贈る時期といえば7月、8月ですね。
ですが、実は地域によって違いがあるんです。
関東では7月1日~7月15日とか関西では7月15日~8月15日というように少し時期にズレがあったりします。
北海道、東北、北陸、関東、東海、関西、中国地方、四国、九州、沖縄それぞれのお中元の時期はこちら。
>>お中元はいつ渡す?いつからいつまでが時期なのかは地域で違う?
言えることは、全国的にお中元の時期は早くなっている傾向にあるということです。
あと、紹介した時期はあくまで目安ということもお忘れなく。
お中元の相場
お中元の相場は、一般的に3,000円~5,000円とされています。
もう少し細かく言えば
特にお世話になった相手は、5,000~10,000円
仲人や上司なら、5,000円程度
親戚や知人、隣近所なら、3,000円前後
という具合です。
年によって品物の値段を上げたり下げたりするのはよくありません。
この範囲の額(一定額)で選びましょう。
「昨年よりも安い物になってる」と相手に思わせるのは失礼になります。
お中元の品物
そして、品物は「消え物」がいいとされます。
消え物とは、使ってなくなるもの、食べてなくなるもののことです。
コーヒー、サラダ油、洗剤などがよく贈られます。
お中元は暑い時期なので、夏に適したものも好まれます。
そうめん、ゼリー、ビールなどなど。
商品券はダメではありませんが、目上の人へはマナー違反とされています。
あとは、相手が好きなものを選べるのでカタログギフトも喜ばれると言われます。
個人的にはカタログギフトは良い物がないイメージが強いので、それほど嬉しくはないですが^^;
選んで配達してもらうという手間もありますし。
【関連】
>>七夕にそうめんをなぜ食べる?その由来(理由)や意味は
お中元の注意点
基本的に、お中元は「一度贈ったら終わり」というものではありません。
毎年贈り続けるのが礼儀とされています。
なので、「今回ちょっとお世話になったからお中元を贈っておこう」というふうに気軽に贈るものではないんですね。
何かしら贈りたい場合は「お礼」として贈ればOKです。
もしお中元を贈るのであれば、今後も続けていく覚悟を持っていたほうがいいと思います。
既にお中元のやりとりをしている人で、お中元をやめたいけど「やめ時・やめ方」が分からないという人は結構多いです。
今まで贈っていたのに急に今年から贈らないって勇気がいるし、相手にどう思われるかなども気になってしまって、中々実行できないんですよね^^;
>>お中元はいらないからもうやめたい!やめ方は例文を参考に
お中元は手渡し?配達?
相手の都合を聞いてお宅を訪問し、直接手渡しするのが本来のマナーです。
ですが、現在は配達してもらうのが普通になっているので手渡ししなくても大丈夫です。
むしろ直接手渡しより配達してもらうほうが気が楽という人も多いと思います。
「直接もってこないなんて失礼な人」と思う人もいないでしょう^^
ちなみに、喪中であってもお中元を贈ることは失礼に当たりません。
お中元をもらったら
既にやりとりをしている間柄ではなくて、初めての人にお中元をもらったなら、できる選択肢としては2つです。
・お返し
・お礼
のどちらか。
上述したように、今後もお中元のやり取りを続けていくのであれば、お中元のお返しをしましょう。
一度やりとりが出来上がると、来年以降も続くことが予想されます。
そのつもりがない場合でも、お礼は必要です。
手紙やハガキでお礼状を送りましょう。親しい間柄なら電話やメールでも大丈夫です。
「品物をもらったのに何も返さないのは悪い…、でもお中元のやりとりは続けたくない」という場合もあります。
参考まで。
>>お中元はいらないからもうやめたい!やめ方は例文を参考に
まとめ
押さえておきたいお中元のルールやマナーをお伝えしました。
・お中元の意図
・時期
・相場
・品物
・その他注意点
などがありました。
既にやりとりをしている相手なら、今まで通りで問題ありませんが、
もし新たにお中元を贈るとかもらうという場合、自分のルール・マナーと相手の地域のルール・マナーでは若干の違いが生じることもあります。
特に「時期」ですね。
神経質になる必要はありませんが、サラッと確認しておくと安心ですね^^