お盆のお供えはお金なら新札ではダメ?入れ方やのし袋の注意点も

お盆のお供えはお金なら新札ではダメ?入れ方やのし袋の注意点も photo 0 event

お盆のお供えを、菓子折りなどの食べ物にするかお金にするか迷ったことありませんか?

食べ物よりお金の方がいいんじゃないかな?」とか「でも、お供えにお金っていうのは失礼にあたるのかな?」とか。

で、「お金」でもOKらしいんで、お金にすることにしたものの…

その場合どういう風に持っていったらいいのか、決まりごとみたいなものがあるなら事前に把握しておきたいって思いますよね。

何か失礼があって、常識がないとか思われるのもイヤですし。

お盆のお供えをお金にするときの注意点について確認しておきましょう。

スポンサーリンク
目次
  1. お盆のお供えがお金の場合、新札はダメ?
    1. そもそもお金はありなのか?
  2. お盆のお供えのお金:入れ方は?
  3. お盆のお供えのお金:のし袋は?
  4. お盆のお供えについて:まとめ

お盆のお供えがお金の場合、新札はダメ?

どこかで新札はよくないって聞いたことがあるかもしれません。

わざと折り目を付けて、新札じゃないように見せるんだ…と。

ただ、これはお葬式の時に言われることです。

新札だと「前もって準備していた」ように思われて失礼に当たるから、折り目を付けると。

お盆のお供えにお金を持っていく場合は、特に問題ありません。新札でもOKです。

お盆は毎年来るものですから、準備していても大丈夫ですよね^^

 
じゃあ、初盆(新盆)の場合はどうなの?という疑問も浮かぶかもしれません。

初盆(新盆)とは、亡くなった人の四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆のことですね。

初盆(新盆)だと「人が亡くなっているわけだし…」と考えるかもしれませんが、この場合でも新札でOKです。

「四十九日の忌明けを過ぎてから」なので、準備する時間はあります。「前もって準備していた」とはなりません。

もちろん新札でなくてもOKですよ^^

そもそもお金はありなのか?

お盆のお供えにお金を包むことは、ありかなしかで言えば「あり」なんですが、気をつけておきたいこともあります。

というのは、「お供えとしてのお金」は通常のお盆では一般的ではないからです。

お盆にお供えするものはお菓子や飲み物が一般的ですよね。お金を包むということは珍しいです。

でも通常のお盆でない場合…初盆(新盆)の場合は、お供えにお金を持っていくことは普通のことです。(お金じゃないとダメというわけではない)

・通常のお盆のお供え →菓子折りなどが一般的

・初盆(新盆)のお供え →お金が一般的

お盆のお供えはお金なら新札ではダメ?入れ方やのし袋の注意点も photo 1

※地域によって違いがあったりする

まずは、こういう違いがあるということを押さえておきたいですね。

 
その上で、

・お菓子類が好きではない
・甘い物が苦手
・ゼリーはもうたくさん
・フルーツなどは腐らせてしまう
・一人なので、あるいは高齢なので処理しきれない

など、

相手がそんな風に思っているなら、通常のお盆でもお供えにお金を選ぶのは良い選択ですよね。

どう思っているか分からない場合でも、意外と「実はお金の方がありがたい」って思っていることもあります。言わないだけで。

自分が受け取る側だったらどうでしょう?現金を「イヤだなぁ」とは思わないんじゃないでしょうか。

ということで、お盆のお供えにお金を渡すのは一般的ではないものの、ダメというわけではありません

お盆のお供えのお金:入れ方は?

お盆のお供えとしてお金を封筒や中袋に入れる時には、正しい入れ方があるとされます。

それは裏向きにして入れるというもの。

顔がある方が表なので、顔が下になるように入れます。

ちなみに、顔がある方を裏向けにするのは「悲しみで顔を伏せる」ということを表しているとか言われます。

私はこじつけだと思ってますが。なんてしょうもない理由だ、と(笑)

(なので、正しい入れ方もクソもないと思ってます)

正直言って、渡された方はそんなこと気にしてもいませんが、気になる人は確認しておくといいですね。

 
昔から、祝い事は「表」、葬儀など悲しいことは「裏」とされてはいます。

お盆は故人を想うものなので、裏ですね。

お盆のお供えのお金:のし袋は?

◆袋
お金を入れる袋は、不祝儀袋です。

「のし」というのは袋の右上にある飾りのことなんですが、これはお祝いの時に使うのものです。

↑この右上の飾りのことです。

お盆には「のし」は必要ありません。

※「のし袋(のし紙)=のし」と言うことがありますが、正確には違います

お盆のお供えはお金なら新札ではダメ?入れ方やのし袋の注意点も photo 2

 
◆水引
水引の色は「白と黒」、あるいは「黄色と白」。関西では黄色と白が一般的とされています。

地域によって多少違うことがあるということですね。

結びの種類は「あわじ結び(上の画像)」か「結び切り」。これは一度結ぶとほどくのが難しい結び方です。結婚式なんかも1度が良いとされるのでこれですね。

何回もあって良いことの場合は「蝶結び」ですが、お盆にはふさわしくありません。

 
◆表書き
表書きは「御仏前」あるいは「御供」とか「御供物料」。

初盆(新盆)だと、亡くなった人の四十九日までは「御霊前」、それ以降は「御仏前」とされます。

ただ、宗教や宗派によって異なってきたりもするので、通常のお盆であれば「御供」とか「御供物料」が無難かと思います。

名前はフルネームで書きましょう。

 
◆金額
金額の相場は、3000円~5000円

親しい人の初盆とかなら、10,000円~の場合も。

で、

封筒や中袋に金額を書くと思いますが、3000円なら縦に「金三千円也(あるいは金参千円也)」と書く。

昔は漢数字で書くときは難しい字を使っていました。最近はそうでもないですが。

一 → 壱
三 → 参
五 → 伍

ですね。

横書きなら「金3,000円」。

まぁ、相手に分かればいいので縦に「三○○○-」とかでも大丈夫です^^

お盆のお供えについて:まとめ

お盆のお供えをお金にしようと考えたときの注意点などを確認しました。

初盆(新盆)でないならお金ではなく「物」が一般的ですが、お金でもダメというわけではありません

相手に「お金の方がいい」と分かる事情があるなら尚良いですね^^

また、お金は新札でも新札じゃなくてもどちらでも構いません

古すぎてシワシワなのはどうかと思いますが。

新札の場合でも折り目をつけたりする必要はありませんよ^^

【関連記事】
お盆のお供えの後始末は?野菜や果物はどう処分したらいい?

Rate article