辛いものが大好きで、ついつい食べ過ぎてしまって下痢になってしまった。
唐辛子がダイエットにいいと聞いたけど、食べ過ぎてしまい下痢になってしまった。
そんなことありませんか?
辛いものなら何でもダイエットになるということはありませんが、唐辛子を食べることでダイエット効果が得られるのは本当。
でも、下痢になるのは良いことではありません。
「下痢になることでダイエットになる」「下痢で痩せる」と考えている人もいるので、もしそうなら注意が必要です。
- 唐辛子で下痢に!ダイエットになる?
- 唐辛子で下痢になった!対処法は?
- 唐辛子と下痢とダイエット:まとめ
唐辛子で下痢に!ダイエットになる?
唐辛子がダイエットに効果があるということで、食べてみたものの下痢になってしまった。
その原因はたいていの場合、唐辛子の食べ過ぎによるものですよね。
唐辛子に含まれる成分「カプサイシン」は、適切な摂り方をすればダイエット効果を期待できます。
でも、唐辛子(カプサイシン)は刺激物です。
食べ過ぎれば、胃や腸の粘膜を傷つけることにもなります。
そして、胃や腸を痛めると下痢になることがあります。
下痢になると体重が減ることがあります。
体重が減る=ダイエットであるなら「体重が減ったんだからダイエットになっている」というのは確かにそうなんですが、これはとても危険なダイエットと言えます。
下痢によって脱水になることで一時的に体重が減っているだけだからです。
また、下痢が続けば嘔吐、食欲低下、栄養摂取の低下なども引き起こし、それは低栄養状態を招きます。
とても不健康な痩せ方をするので、見た目も悪くなります。
もうこれは「ダイエット」と呼べるものではありませんよね。
唐辛子を食べて下痢になることは、私達の求める健全なダイエットにはなりません。
あと、これは余談ですが、
唐辛子(カプサイシン)の最小致死量は体重1kgあたり100mgとされています。半数致死量は60~75mg。
半数致死量:一定の条件下で、投与した動物の半数が死亡する用量
体重60kgの人なら、カプサイシンの最小致死量は6g(半数致死量は3.6g~4.5g)となります。
一般的に、唐辛子1gにはカプサイシンが3mgが含まれているので、カプサイシン6gに達するには2000倍必要です。
つまり、体重60kgの人は唐辛子2kgが最小致死量(半数致死量なら1.2~1.5kg)となります。
体重50kgの人なら、唐辛子約1.67kgが最小致死量(半数致死量は1~1.25kg)です。
体重50kgの人は、一度に1kgの唐辛子を食べると死に至るかもしれないということになります。
まぁ、唐辛子を1kgも食べるのはまず無理なので心配する必要はありません。あくまで余談です^^
唐辛子で下痢になった!対処法は?
下痢になったときの対処法ですが、下痢止めを使うのは最終手段としましょう。
体の反応として下痢になっている(邪魔なものを出している)わけなので、強制的に止めるのが良いこととは限りません。
まずは、常温あるいは少し温かい水を1杯ゆっくり飲むこと。
トイレが終わったらですよ^^
下痢の状態だと水分吸収が不十分になるので、脱水の心配もありますからね。
冷たいものは当然NGです。内部からも外部からもお腹を冷やすのはダメ。
あとは、安静にするっていうのが基本です。
ホットミルクがいいって話もありますが、個人的にはオススメしません。
牛乳ってお腹を下すことがあるので。(冷たい牛乳は論外)
下痢にならないように、辛いものを食べる前に牛乳を飲んで胃腸が受ける刺激を軽減するというのはアリですけど。
牛乳を飲むとお腹をこわす人は乳糖不耐症かもしれません。
私もちょっとその気があるんですよね。
少量なら問題ないし、必ずお腹が痛くなるわけでもないし、ヨーグルトなどの乳製品は食べても何の問題もないので違うかもしれませんが。
(乳糖不耐症:牛乳に含まれる「乳糖(ラクトース)」を消化吸収するために分解するラクターゼという消化酵素の、小腸での分泌不足が原因。腹痛や下痢が起こる。大人になるとラクターゼ分泌が減少することが多い。)
唐辛子と下痢とダイエット:まとめ
唐辛子ダイエットというものは存在しますが、下痢になったらダイエットどころではありません。
自分の体に合うか合わないか、適切な量はどれくらいかを見極めることも大事です。
唐辛子(カプサイシン)は刺激物だということを忘れずに。
でも、激辛大好きな人ってスゴイですよね。私は通常レベルで辛いのは好きですが、激辛は無理です。
人間の味覚に「辛味」はないので、あれって「痛い」「熱い」っていう感覚です。
ということは、激辛好きは相当のMなのかもしれませんね(笑)
【関連記事】
唐辛子のお菓子でダイエット?燃えよ唐辛子や超魔王がおすすめ?